クサガメ飼育歴13年のYamaです!
カメの肥満について考えたことはありますか?身体のほとんどを甲羅で覆われているカメですが、実はちゃんと脂肪を蓄え太ることができるんです◎
この記事ではカメの肥満と脂肪について解説していきます。
【この記事はクサガメに限らずミドリガメやイシガメ、ゼニガメなどの半水棲カメにも共通するものなので参考にしてみてください◎】
カメの脂肪はどこにつくの?
クサガメなどの半水棲カメの場合、目に見える場所だと足の付け根に脂肪がつきます。
特にわかりやすいのが後ろ足の付け根です。
チェックする方法は、カメさんを裏返しにして引っ込んだ時、脚の付け根にブヨブヨしたお肉が出てきたらそれが脂肪です。
では早速写真で見ていきましょう!
(いつものごとく我が家のとんちゃんに撮影協力していただきました。笑)
↓近くで見るとこんな感じ
↓つまんでみるとブヨブヨ?プヨプヨ?してます
とんちゃんの場合は程よく脂肪がついている状態です◎
クサガメなどは暖かい時期に餌をしっかり食べて脂肪を蓄え越冬の準備をするので、冬前になるともっと脂肪がつきます。
この記事を書いているのは7月なのでこれからもっと脂肪が増えて行くことでしょう。
(夏と冬の比較写真が今はないので今後アップしますね)
↓動画もあるので参考にどうぞ♪
脂肪の役割
カメの脂肪は主に越冬のために蓄えられています。
冬眠に入ると春まで餌を食べずに過ごすため、この蓄えられた脂肪からエネルギーを使うことになります。
逆に冬眠前にしっかり脂肪を蓄えられていないと冬を越す体力が足りず、弱ってしまったり死んでしまうことがあります。
そのため、冬眠をさせる場合は特に暖かい時期にしっかり餌を食べさせて脂肪を蓄えさせてあげましょう。
また越冬以外でも、万が一カメが病気になったりして餌を食べれないときのエネルギー源にもなるため脂肪は重要な役割を果たしています。
ですので、痩せすぎな状態も避けたほうが良いです。
程よく脂肪をつけさせてあげるのが理想です◎
肥満には注意!
いくらカメのエネルギー源になるからと言って、肥満にさせてしまうことはよくありません。
餌を与えすぎてしまうとカメも肥満になってします。
目安として、甲羅から脂肪の乗ったお肉がぷっくりはみ出していたら「肥満」と判断しましょう。
(人間で言うとぽっこりお腹が出ている状態に近いですね)
肥満だと、甲羅内にも脂肪が貯まっている状態になるため内臓を圧迫してしまいます。
そうすると内臓がダメージを受けて病気を引き起こす原因にもなってしまい危険です。
人間も肥満により引き起こされる病気があるのと同じで、カメにも肥満による弊害があることを覚えておきましょう。
肥満の大半は普段の餌やりを気をつけていれば防げるので、餌の適量をしっかり把握しておけば問題はありません。
カメが肥満になってしまった時は・・・
ここで、もし飼っているカメさんが肥満気味かも!?と思った時の対象法を紹介していきます。
餌の量を減らす
肥満の原因で一番多いのが餌の与え過ぎです。
カメはあげた分だけ餌を食べてしまう傾向にあるので気をつける必要があります。
ですので、まずはいつも与えている餌の量を減らして様子を見ましょう。
カメさんは「もっとちょうだい!」と餌を欲しがるかもしれませんが、そこは心を鬼にして大切なカメさんの健康のために甘やかさないようにしてください。
運動をさせる
餌の量だけでなく運動をさせてあげることも大切です。
特に狭い水槽での飼育だと運動不足になってしまいます。
適度な運動はカメさんにも必要です◎
運動不足解消の対策としてオススメなのはこの2つ↓
・水槽を広くしたりレイアウトを変えて、泳ぐスペースを広めに確保する。
・定期的に室内などで散歩させる
我が家では、お休みで家にいるときは極力お散歩させています。
定期的にお散歩させるようになってから脂肪が減ったのでオススメです◎
↓室内をお散歩中の様子。この記事を書いている時もお散歩してました。笑
↓ベランダでお散歩中の様子
クサガメの脂肪まとめ
・カメの脂肪は足の付け根につく
→ひっくり返してチェック
・脂肪が甲羅からはみ出していたら肥満注意!
→餌をあげ過ぎていないか、運動不足ではないかをチェック
・肥満だと病気を引き起こす場合もある
→甲羅内に脂肪がたまると内臓が圧迫されて命の危険も
太らせ過ぎないようにしっかり健康管理してあげることも飼い主さんの役目です。定期的に脂肪のつき具合をチェックしてあげましょう◎
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!