こんにちは!クサガメ飼育歴16年のYamaです!
今回は、我が家のクサガメとんちゃんの飼育水槽に「GEXエキゾテラ ヒーティングトップM」を導入したので、実際に使用してみた感想や設置等の使い方・注意点などをレビューしていきます!
クサガメの冬の保温飼育を考えている方には参考になるかと思います◎
もくじ
「GEXエキゾテラ ヒーティングトップ」とは?
「GEXエキゾテラ ヒーティングトップ」とは爬虫類用の置き型ヒーターです。
水槽の上部に設置して、水槽内の空気を温めて保温するタイプのヒーターになります。
クサガメの冬の飼育でよく使われる水中ヒーターと違い、空気を温めてくれるヒーターです。
↓形はこんな感じでパネル型になっています。
↓ヒーターパネル部分(この面を下に向けます)
スイッチ・ランプ・表示モニターなどは一切なく、コンセントに刺すだけで作動するとてもシンプルな作りです。作動音も一切せず無音です。
そのため本当に稼働しているのか非常に分かりづらい作りです。汗
温度調整機能やサーモスタッドなどが装備されていないため注意が必要です。
ですので我が家ではサーモスタッドを併用して温度管理をしています。
ヒーティングトップを導入した経緯
ちょっとだけヒーティングトップを導入した経緯を少し書いていこうと思います。
そもそも我が家では、毎年冬は水中ヒーターを使って保温飼育をしていました。
飼育環境は60cmレギュラーサイズのガラス水槽です。↓こんな感じ
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冬場はガラスふたをして極力陸場も冷気が入らないようにしてはいましたが、やはり陸場は寒いらしく冬はヒーターが入った暖かい水中で過ごすことがほとんどでした。
甲羅干しもあまりしない状況なうえ、ふたをしているので陸場の湿度はかなり高め。
毎年このように飼育していました。
そして昨年も例年通り水中ヒーターで保温飼育していたのですが、甲羅干し不足のせいなのか右前足の一部が水カビにやられてしまいなかなか治らず大きな傷になってしまいました。汗
我が家のとんちゃんは今まで病気も怪我も一度もしたことがなかったので、けっこう焦りました。
(もう16歳だし、年を取ってきて少し免疫や体力も落ちてきたのかも知れません。汗)
そして水かびの傷はなかなか厄介で、傷が完治するまで半年以上かかったため冬の飼育方法を考え直す必要があると判断。
暖かくなり甲羅干しをよくするシーズンになった途端に一気に傷が治ったので、やはり甲羅干し不足が原因という考えに至りました。
そんな経緯で今年の冬は、水場を減らして陸場を多めにして暖かくする保温飼育に切り替えることに。
そうすることで暖かい陸場で過ごす時間を増やし水カビ等の皮膚病対策になればとの発想でした。
(一応専門家の方にアドバイスをいただいて上での実行してます)
そこでバスキングライトの導入も考えたのですが、水はねなどで電球が割れたりする可能性もあるし、そこまでパワーは必要ない・・・なんかちょうどいい保温器具はないかなぁ〜と探していたところで発見したのがこのエキゾテラヒーティングトップでした◎
そして導入に至ります。
ヒーティングトップを使用してみた感想
我が家ではMサイズを使っていますが、60cmのレギュラー水槽くらいならそれなりに温まります。
(飼育環境や地域の気候によっても差があると思うので断言はできませんが。汗)
参考程度に我が家の飼育環境は、東京都内で南向きの室内に水槽を設置しています。
12月末の時点で気温を23〜24℃くらいにはキープしてくれています。
先述したとおり今までの冬は、水中ヒーターのみでガラスふたをして保温飼育していました。
そのた水中の方が暖かく快適だったのか水の中にいる時間が長く、冬場は甲羅干しをあまりしない状況。汗
しかし、エキゾテラヒーティングトップを今年から導入したら甲羅干しもしっかりしてくれるようになりました◎
冬でも、とんちゃんが脚を伸ばして気持ち良さそうに甲羅干ししてる可愛い姿が見られてます。笑
ですので効果は個人的にはすごく感じております◎
水中ヒーターで水を保温し、エキゾテラヒーティングトップで水槽内の陸場を保温してあれば完璧だと思います。笑
使い方・設置方法
使っている水槽などにより少々工夫が必要です。
エキゾテラヒーティングトップを設置する場合は、水槽の上部が開いている必要があります。
水槽のガラスふたの上やプラスチックのふたの上に直接置いて使うことはできません。
我が家では、焼き網の上に乗せてアルミワイヤーで固定して使っています。
※ワイヤーなどで固定しないとヒーターがズレてしまいやすいため、事故を防ぐ意味でも必ず固定しましょう
アルミワイヤーが扱いやすくオススメです◎
では実際にどのように設置したか手順を紹介していきます!
まずは、焼き網にワイヤーでヒーターを固定していきます。
ヒーター本体の四隅に穴が空いているので、この穴を利用してワイヤーを通せばOK!
↓今回使用したアルミワイヤー(ホームセンターとかで売ってます)
↓15cmほどの長さにアルミワイヤーを切ります。4本用意しましょう
↓U字に曲げます
↓あとは焼き網と本体の四隅の穴に通して、ねじっていきましょう
↓これで完成!あとは水槽の上に設置するだけ!
↓こんな感じで設置しています。
【60cmレギュラーガラス水槽】の場合
【衣装ケース】の場合
※衣装ケースなどプラスチック製の容器で使う場合は、ヒーターとケースとの距離をしっかり離しましょう。
あとはサーモスタッドに接続して、サーモスタッドの電源を入れて温度設定して完了です!
使い始めは秋口だったので焼き網の上に乗せて使用開始
冬に入り本格的に寒くなってきたので、焼き網からぶら下げる方式に変更しました。こうすることで陸場との距離が縮まりよりカメさんが暖かく過ごせます。
これで水槽の底まで温まりやすくなりました!そして寒い日や夜にフタも被せられるので便利◎
このように使用する場合は、水槽内が暑くなりすぎないようにするためにもサーモスタッド併用は必須です!
使用の注意点
ヒーター製品のため、使い方をちゃんとしていないと火事等の事故につながりかねません。そのため注意点もしっかり紹介しておきたいと思います。
ココに注意
・水槽の縁や壁面からは少し離す
・必ず固定する
・サーモスタッドと併用する
水槽の縁や壁面からは少し離す
ヒーターの加熱部分は、それなりに高温になるため必ず水槽の縁や壁面に触れないようにしましょう。
加熱部分が水槽の縁に触れると溶けてしまう可能性もあるため思わぬ火事の原因になりかねません!
ヒーター本体から少なくとも3〜4cm以上は、離すことをオススメします。
↓こんな感じで少し離しましょう
またプラスチック水槽やアクリル水槽などで使用する際にも十分注意が必要です。
ヒーターから近すぎると、熱で曲がってしまったり溶けてしまう場合があるので注意してください!
必ず固定する
先ほども書きましたが、必ずヒーター本体が動いてしまわないように固定しましょう!
ヒーター本体は固定のための穴が四隅に空いているので、アルミワイヤーなどを使って固定することをおすすめします◎
プラスチック製の結束バンドなどは、熱で変形する恐れもあるためおすすめしません。汗
サーモスタッドと併用する
エキゾテラヒーティングトップは、温度調整機能やサーモスタッドが装備されていません。
そのため、電源を入れる間はずっと加温状態になってしまいます。すると水槽内の温度が上がりすぎてしまいカメさんが熱中症になってしまうことがあります。
(特に小さい水槽で使う場合は、水槽内の温度が上がりすぎてしまう危険性があるため注意が必要です。)
そのような事故を防ぐためにも、サーモスタッドの併用を強くおすすめします。
サーモスタッドを使用していると、万が一ヒーターが壊れた場合でも気付きやすいという点でもメリットがあります。
我が家で使っているサーモスタッドは、エキゾテラヒーティングトップのメーカーと同じGEXの製品を使っています◎
SとMどっちのサイズがいい?
我が家では、60cmの水槽にMサイズを使っていてちょうどよく温めてくれているなという印象です◎
ヒーターのサイズもちょうど良く、ライトの邪魔もせずいい感じのバランス。
完全に個人的な感覚で、水槽の大きさ別にSとMを使い分けるとしたらを書いておきます。
・30cm水槽までならSでも十分
・45cm水槽ならMなら問題なし。Sだと少しパワー不足かも? この辺難しい。汗
・90cm水槽とかならMを2個使いとかがいいのかも!
そんな感じです。
あまり参考にならなないかもしれません。失礼しました。汗
エキゾテラヒーティングトップまとめ
エキゾテラヒーティングトップは固定方法さえしっかりすれば、安全に使えるとても良い使用感です◎
「クサガメの冬の保温飼育にも十分使える」と言えます!
水中ヒーターだけじゃ寒そうだったら、導入してあげるのもありです◎
バスキングライトほどパワーはいらないけどという方にもお勧めかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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