もくじ
クサガメが熱中症になった時の症状
カメが熱中症にかかっている時は進行具合によって様々な症状が出ます。
人間が熱中症になった時と似た症状がカメにも出ます。
普段からカメをよく観察しておくことで、異常に早く気がつけるようにしましょう。
初期症状(まずは応急処置)
初期症状は少し気がつきにくいと言われています。
暑い日は普段よりよく観察して小さな異変がないかチェックが必要です。
気が付いたらすぐに体を冷ますなどの応急処置をし、それでも回復しない場合はすぐに獣医さんに診てもらいましょう。
・異様に動き回ったり、落ち着きがない。いつもとは違う行動を取ったりする。
・または動きがにぶくなる
・口を開けて苦しそうに呼吸をしている。
・息切れを起こしたような呼吸をしている。
中期症状~重度の症状(すぐに獣医さんへ!)
以下のような症状が出ているときは、治療が必要になることが多いです。
応急処置をし速やかに獣医さんに診てもらうようにしましょう。
脱水症状も引き起こしていたり、内臓や脳にダメージがあることも考えられるので、上がった体温を下げるだけでは回復しない場合があるためです。
・手足を甲羅から出して脱力し、ぐったりしている
・手足が痙攣(けいれん)している
・食べたものを吐く
・下痢をする
・口や鼻から泡を吹いている
・意識がない、触っても反応がない
・カメがいつもより熱を持っている
クサガメが熱中症になった時の対処法・処置法
カメを熱中症にさせないための対策
まずはカメさんを熱中症にさせないための環境を用意することが大切です。
ほんの少しの対策でかなりトラブルを減らすことができるのでポイントを抑えておきましょう。
直射日光の当たる場所に水槽を置かない
直射日光の当たる場所に水槽を置いてしまうとカメさんが日光の強い光と熱から逃れられなくなってしまうので置かないようにしましょう。
特に風通しがよくないフタをしている場合は、水槽内がサウナ状態になってしまうので夏は風通しが良いものに変更しておくことが良いです。
また屋内でも日当たりの良い窓際は暑くなるので注意しましょう。
屋外の場合は建物の北側が一番安心です。
南側で日光浴もさせながら飼育する場合は、必ずよしずなどで避難できる日陰などを作り対策するようにしましょう。
締め切った部屋や風通しの悪い場所に水槽を置かない
風通しの悪い場所や締め切った部屋は熱がこもり、熱中症の原因になります。
特に外出時などエアコンを止めて部屋を締め切ってしまうと危険です。少し窓を開けて風通しが少しでもよくなるように工夫しましょう。
また締め切る場合は扇風機やエアコンをつけて室内の空気の循環がよくなるようにすると良いです。
暑い時や、暑くなりそうな日は早めに扇風機などを入れる
天気予報などをチェックし暑くなりそうなときは、早めに扇風機などをONにして涼しい快適な環境を作っておきましょう。
本格的に暑くなってからでは対策が遅れてしまう場合があるので、梅雨明け前くらいから暑さ対策のグッズなどは用意しておくと安心です。
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扇風機・冷却ファンについて詳しい記事はこちら↓
カメに使う扇風機・冷却ファンについて|効果や注意点・作動音・電気代を解説!
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水温・気温をこまめにチェックする
日頃から水槽を置いている環境の最高温度がどれくらいになるかを把握することで対策を立てやすくなります。
日中と夜での時間帯によっての温度の違い。
屋外だと日向と日陰の温度の違い。
室内だと締め切ったときと窓を開けているときの違い、扇風機やエアコンを使った時の違いなどをチェックしておくと安心です。
我が家で使っている水温計
屋外で飼育している場合は、日の傾きなどを調べよしずやすだれを使って日陰を作るように設置する
水槽には常に日陰の場所があるようにしてカメさんが直射日光から避けられるようにセットしておきましょう。
日の傾きによって日陰が移動することも考えてセットしてください。
暑い日は外を歩かせたり散歩をさせないようにしましょう
夏場のコンクリートやアスファルトの床面は、50℃を超えとてつもなく暑くなります。
人間が感じる以上に、地を這って歩くカメさん達は暑く感じ負担です。しかもカメさん裸足で歩くの、火傷のリスクもあります。
暑い日は絶対に外でお散歩をすることはやめましょう。
クサガメの熱中症まとめ
熱中症の疑いがある時は・・・
・カメに常温の水道水をかけて体を冷やしてあげる。
冷水はNG。ゆっくり体の熱を冷ましてあげましょう。
・冷ましても反応がない場合はすぐに獣医さんへ診せにいく。
熱中症になる前に対策を!
・水槽は直射日光が当たる場所は避けて、風通しの良い涼しい場所に設置する。
・部屋を締め切るときや暑くなりそうな日は扇風機などを使う
・水温気温を日頃からチェックする
・暑い日は散歩NG
少し気をつけることでカメさんが熱中症になるリスクは大きく下げられます。
暑くなる前から、対策グッズなどを揃えたり水槽を移動しておくなどの対処をしておくと安心です。
夏もカメさんを快適に過ごさせてあげましょう◎
それでは最後前で読んでいただきありがとうございました!