クサガメ飼育歴13年、ヤマのブログ。クサガメの飼育方法や経験談を綴りシェアしていきます◎半水棲カメの飼育の参考にどうぞ!

クサガメや半水棲亀の飼育にオススメの水槽濾過器(フィルター)を紹介|種類や性能を詳しく解説!

2019/11/13
 
カメ飼育 濾過器・フィルターの選び方 クサガメ
この記事を書いている人 - WRITER -

クサガメ飼育歴13年のYamaです。
 
お店やネット上を見ていると、様々なタイプのフィルターが売られていて、どれを使えばいいのかわからなくなってきますよね。
 
中にはブログやYouTubeで、改造したり自作でフィルター作って紹介している飼育者さんがいて、初心者さんやDIYが苦手な人には少し真似が難しい場合もあったりです。
 
この記事では、ペットショップなどで買える市販品でカメの飼育にオススメなフィルターを紹介し、それぞれの仕組みや性能・価格・メリットとデメリットなどの特徴を詳しく解説していきます。
(要は改造なしで使える純正品のみを紹介します)
 
【この記事はクサガメに限らずミドリガメやイシガメ、ゼニガメなどの水棲カメにも共通するものなので参考にしてみてください】
 
 

もくじ

クサガメなど半水棲亀の飼育にオススメの水槽濾過器(フィルター)3種!

クサガメの飼育経験の中で使ってみてよかったオススメの濾過フィルター
・エアポンプで動く投げ込み式フィルター
・水中モーターで動く投げ込み式フィルター
・濾過槽が大容量な外部密閉式フィルター
この3種類を紹介していきます!
 
ちなみにYama家では全ての種類使用経験ありです◎
 
【何でこんなにいっぱいフィルターの種類があるのに3つだけの紹介なのか】
 
今までYama自身もクサガメの飼育で色々な濾過フィルターを実際に使ってきました。純正品だけでなく、熱帯魚用の濾過フィルターを一工夫加え改造して流用してみたりと色々・・・
時には、とんちゃんを買ったペットショップの方と相談して実験してみたり。
 
汚れはしっかり取れても、作動音や水の音がうるさかったり、すぐに壊れてしまったり、カメの攻撃によりフィルターが停止して没になったり、脱走の原因になってしまったり・・・と失敗は多く経験済みです。汗
 
そこで気が付いたのが「純正品の濾過フィルターでクサガメにそのまま使える製品って意外と少ないよな…」ということでした。
 
実際いちいち改造するために時間を割いたり頭を使ったりするのは大変だし、改造するために物を買い足す必要も出てきたりと面倒が多いです。
(慣れてる人やDIYが好きな人は気にしないと思いますが・・・)
 
なかには「不器用だし改造とか無理!」という人だっているはずですよね。
 
ですので今回は、濾過フィルター初心者の方でも使える製品を中心に紹介することにします。
 

エアポンプで動く投げ込み式フィルター

 カメ フィルター 水作エイト 

このタイプは、エアポンプにエアチューブで繋ぎ水中に入れて使う小型のフィルターです。設置もとても簡単◎

フィルターの底面の方からエアをブクブク出して、エアが水面にあがって行く時に発生する水流を利用しゴミを吸い上げ、内部のスポンジで集め取ります。

↓フィルターの仕組み

水作エイト 仕組み

↓設置例

水作エイト設置例

↓稼働している状態

濾過能力:一番低い

エアポンプで動く簡易的なフィルターなため濾過能力は他のフィルターに比べて低いです。
また小さいため物理濾過がメインで、吸着濾過に使うろ材や生物濾過のためのバクテリアが棲むスペースが少ないためどうしても濾過能力は劣ってしまいます。

作れる水流が弱いので大きなゴミだとなかなか吸い込めなかったりするため、カメさんが大きくなってくると濾過能力不足を感じると思います。

そのため大きくなってきたら単体で使わずに、他にモーター式のフィルターをメインで使い、エアで動く投げ込み式フィルターは補助的に使うことがオススメです。

どんなカメに向いているか:小さいカメ

単体で使うには、小さいカメ(甲長5cm前後)の飼育にオススメです。
濾過能力が低いので、大きいカメさんには他のフィルターをメインにして補助的に使うのがオススメです。

↓とんちゃんが5cmくらいまではこのように単体で使用していました

水作エイト 小さいカメ

単体で使った場合の必要な水換え頻度:2〜3日

2〜3日に一回が水換えの目安です。
水流がとても弱いため、どうしても水槽全体の汚れを集めきることが難しく、濾過槽自体も小さいためこまめな水換えは必要になってきます。
また生物濾過の力も弱いため大きな濾過能力は期待ができません。

作動音:騒音がある

エアのブクブク音やエアポンプの振動音があるため、音が気になる場合があります。少しでも音を軽減したい場合は、音が静かなエアポンプを選ぶようにしましょう。

価格:セットで1000〜2000円くらい

フィルター本体は500円前後から、エアポンプは1000円前後から、接続に使うエアチューブは1m100円くらいから販売されているので、それぞれ単品で買っても2000円くらいで収まるためお手頃な価格でスタートできます。
必要な物が一式セット販売されているものもあるのでそちらを買えば楽チンです。
お手頃価格で1000円位からあります。
今回紹介する中では一番安価と言えるでしょう。

↓我が家も使っているオススメのエアポンプ式フィルター(フィルター本体のみ)

↓エアポンプとエアチューブ、フィルター本体のセット

↓音の静かなオススメエアポンプ(こちらも10年以上の愛用品)

メリット:設置が簡単・小さいカメにも安心して使える

・設置が簡単
エアポンプに繋げて水槽に入れるだけなので、設置がとても簡単で使いやすく、作りがシンプルなのでメンテナンスも簡単な点が魅力です。

・小さいカメには安心して使える
水流がとても緩やかなため小さいカメに優しいです。
小さいカメは水流が強いと流されてしまったり無駄に泳いで体力を使ってしまいます。
甲長5cmくらいまでの小さいうちは、単体で使用してもパワーを発揮してくれます。

・作りがシンプルなため手入れが簡単
汚れてきたら専用のカートリッジが販売されているので交換が簡単です。本体はぬめりや汚れをブラシなどで取りあとは水で軽くすすぐだけでOK。

デメリット:濾過能力が低い・作動音が気になる場合がある

・濾過能力が低い
水流が弱いため水槽の隅々の汚れまでは取ることが難しく、また大きいカメには濾過能力不足です。

・作動音が気になる場合がある
エアポンプ自体の音とエアが出るブクブク音がするため作動音がきになる場合があります。

水中モーターで動く投げ込み式フィルター(一番人気)

タートルフィルター

(水作 タートルフィルター)小型タイプ〜大型タイプまであります。

こちらも水槽内に設置するタイプで小型ですが、電源を使い水中モーターで動くため、水流もありしっかりと汚れを吸い取り濾過してくれる優れものです。

水中に設置して電源をONにするだけなのでとても簡単にスタートができます。
(設置からスタートまでがこのタイプが一番簡単◎)
カメ用なので低い水位でも設置ができて使い勝手も良いです。

水を出す量(流量)は1分間につき
小型のもので3〜4リットル・大型のもので5〜6リットルくらいが目安になってきます。

とんちゃんを買ったお店でも、カメの濾過フィルターでは一番使われているタイプと伺いました。
理由はやはり簡単に使えることや高い濾過能力があるからだそうです。

濾過能力:コンパクトだけど高い

作りは小型でシンプルですが、スポンジだけでなく活性炭などのろ材が中に組み込まれているのでニオイなども吸着してくれ、生物濾過もできるため単体でも十分使えます。

しかし、小型タイプのものは濾過槽が小さいためフィルターが目詰まりを起こしやすく、ろ材もたくさん入れられないので生物濾過の容量が不足気味な印象です。

大型のタイプではろ材もしっかり入れられるため十分な濾過能力があると言えるでしょう。

どんなカメにオススメか:小型〜中型のカメがメイン・大きいカメにも使える

小さいカメ〜中型のカメ(甲長15cmくらいまで)にも対応できる点が魅力的です。
大型のカメには少々能力が不足しがちで、まれにぶつかって壊してしまうことがあります。

単体で使った場合の必要な水換え頻度:4〜7日

タイプのフィルターを使う場合は4〜7日に一回が水換えの目安です。
水流がしっかりあるため、水槽全体の汚れを集めてくれます。小型タイプは濾過槽自体は小さいためこまめな水換えは必要になってきます。
また生物濾過の力も弱いため長期間の濾過能力は期待はできません。

大型タイプを使う場合には、濾過槽もしっかり容量があるため7日以上空いても大丈夫な印象です。

作動音:静か

作動音は比較的静かです。
しかし、カメがぶつかってズラしてしまったりするとモーターの振動が伝わり騒音を出す時があります。
しっかり固定することが大切です。

価格:1000〜3000円

1000〜3000円と安価ですが、サイズも大中小あり性能などで製品によって値段の幅があります。
また長い目で見るとカートリッジ代がどれくらいの値段かをチェックしておくことも重要です。

↓オススメの水中モーター式の投げ込みフィルター

小型タイプ

大型タイプ

メリット:小さくても濾過能力しっかり・水槽の景観を損ねない・お手入れ簡単

・小さくても濾過能力がしっかりある
モーターのパワーでしっかり水流を作り、ぐんぐん水を吸って濾過してくれます。中型のカメさんまで対応できる点も良いです。

・水槽の景観を損ねない
ほとんどが水槽の角に設置できるように設計されているため、水槽内もスッキリし景観をあまり損ねない点も魅力的です。

・お手入れが簡単
専用の交換カートリッジが売られているので、交換が簡単にできます。作りもシンプルな部品でできているため、掃除もしやすいです◎

・小さいカメにも安心して使える
小型のため水流が強すぎないので小さいカメさんにも安心して使うことができます。もし水流が強い場合は排水パイプの向きを調整したりすることで対応しましょう。

デメリット: 濾過槽が小さいので大きいカメにはやや能力不足

甲長12〜13cmを超えるカメさんには能力不足になりがちです。

水中に設置するタイプのためどうしても濾過槽の容量が限られてしまい、ろ材を追加したりができない点がデメリットになってきます。
フィルター面積・ろ材が少ないため生物濾過の力が弱く、フィルターのこまめな交換・水換えが必要です。

また大きいカメだとぶつけて壊してしまうときがあります。

大きいカメさんには大型タイプのものを使うと安心です。

濾過槽大容量の外部密閉式フィルター

エーハイム500

こちらは水槽の外に密閉した濾過槽を置いて、サイフォンの原理とモーターのパワーで水槽の水を引き込み濾過するタイプのフィルターです。
水流も強く、とにかくパワフルな働きをしてくれます。
 
水中フィルターと違い水槽の外に置くため、濾過槽の大きさに制限がなく色々なサイズが選べる点も魅力的です。
 
物理濾過・吸着濾過・生物濾過ともに十分スペースを取れるのでトータルバランスが良い濾過フィルターと言えるでしょう。
 
しかし、設置には少し知識が必要で最初は難しい点があります。
 
また密閉されているため濾過槽の中が酸欠になりやすく、バクテリアの活性が落ちてしまうことがあります。
対策としてエアポンプを使った投げ込み式フィルターと併用し、水槽内の水にたっぷり空気を送ることでバクテリアの活性を高められ、よりパワーを発揮してくれるのでオススメです。
 
水を出す量(流量)は1分間につき、
小型で4〜5リットル・中型で7〜8リットル・大型で16〜33リットル程です。
 
 
↓外部密閉式フィルターの仕組み(エーハイム500)

エーハイム仕組み
この濾過槽の容量は3リットル・流量毎分8.3リットル(毎時500リットル)
 

濾過能力:非常に高い

今回紹介した中でも、ダントツに濾過槽の容量が大きく、たくさんのろ材を入れることができるため濾過能力は抜群に高いです。
物理濾過・生物濾過の容量がともに一番大きく、水質を維持する能力はダントツです。
 
入れられるろ材の種類も幅広いので、慣れていけば自分でろ材をカスタマイズできます。そうすることで、直面している水質問題にも対応ができる点も魅力的です。
 
 

どんなカメにオススメか:中型〜大型のカメ・数匹での飼育

甲長が10cm以上のカメにオススメです。
濾過能力が高いので、大きいカメや複数のカメの飼育でも水質をしっかり維持してくれます。
 
濾過フィルター本体が水槽の外にあるため、カメがぶつかって壊してしまったりすることがありません。
しかしパイプの固定を怠ると、カメがぶつかった時に外れて給水パイプが水面に出てしまって作動が止まることがあるので注意しましょう。
 

単体で使った場合の必要な水換え頻度:10〜14日

10〜14日に一回が水換えの目安です。(カメ一匹の場合)
水流が強く、水槽全体の汚れをしっかり集めてくれます。濾過槽自体も大きいため一週間以上は水換えをしなくても水質を維持してくれます。

また生物濾過の力も強いため大きな濾過能力が期待できます。

 

作動音:静か

また作動音もかなり静かなため部屋で使う場合はストレスが少ない点もポイントになります。
 

価格:小型で5000円〜・それ以上は10000円〜

価格は今回紹介する中では一番高く、小型の物で5000〜10000円、それ以上の大きさの物は10000円以上〜になります。
 
サイズも様々で各種メーカーから発売されているため値段に大きなばらつきがあります。
 
↓我が家で10数年使っているエーハイム500はお手頃です。

東日本(50Hz)と西日本(60Hz)で周波数が違うため注意してください

メリット: 濾過能力がとにかく高い・水換えの頻度が少なくて済む

とにかく高い濾過能力が外部密閉式フィルターの強みです。
こまめに水換えができな場合には、とても力を発揮してくれます。

ろ材の種類を変えることで、水質改善をすることができたりと臨機応変に使えるのでポイントが高いです。

 

デメリット: 使い方が難しい・掃除が大変・小さいカメには水流が強すぎる場合がある・水漏れ注意・高価・ろ材が高い

・使い方が初めてだと難しい
仕組みを理解していないと濾過フィルターをちゃんと動かすことができないので使い方が少々難しいです。また使う部品も多いため慣れていないと混乱してしまいます。初心者の方には少々扱いが難しいかもしれません。
 
ろ材も自分で選ぶ必要があるため、ろ材選びの知識もあると良いでしょう。
(わからない場合は、ペットショップなどで相談することがオススメです)
 
 
・掃除が大変
部品も多く、濾過槽も大きいため掃除が一番大変になります。
パイプの中も掃除する必要があるため、専用のブラシなども揃えなくてはいけません。
 
 
・小さいカメには水流が強すぎる場合も
多くの場合、大きな濾過層に水を引き込むため、モーターのパワーが強いです。
そのため小さいカメだと水中で流されてしまったり、溺れてしまうことがあるので注意必要です。
 
 
・水漏れに注意
パイプが正しく接続できていなかったり、劣化・故障していると水漏れを起こす心配があります。
 
 
・ろ材が高い
濾過槽が大きい分、入れるろ材の量も多く必要になるためお金がかかります。
 

クサガメや半水棲亀におすすめの濾過フィルターまとめ

・濾過器(フィルター)の仕組み
物理濾過
→目に見えるゴミをフィルターマットなどで濾し取る濾過

吸着濾過
→目に見えない物質をろ材で吸着する濾過

生物濾過
バクテリアによってゴミや有害物質を分解する濾過

 

・濾過フィルターの種類
エアポンプで動く投げ込み式フィルター
安価で導入が簡単、小さいカメに向いている。濾過能力は低い

水中モーターで動く投げ込み式フィルター
→安価で使いやすく、中型までのカメに最適。濾過能力も小型だけどある。

 

・濾過槽大容量の外部密閉式フィルター
濾過能力はダントツ。使い方が難しい。

 
・各フィルターの特徴比較
 
フィルター比較表
 
個人的に最初はやはり、水中モーターで動く投げ込み式フィルターが一番オススメです◎
一番使い方が簡単で濾過能力もしっかりあるため、安心して使えます。
 
 
今回は純正で使えるカメ向けのフィルターについて少々細かく紹介していきました。
まずは基本的なフィルターの種類や特徴を知ることで、選ぶ基準がだいぶ見えてくると思います。
 
他にもまだまだフィルターの種類があり、応用編として改造や一工夫すればカメの飼育に十分使えるものがあります。(後々紹介予定)
 
フィルターの世界はとても奥が深いものです。慣れてきたらチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
 
 
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!
 

 

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。