クサガメとザリガニは共生することはできるのか?メリットは?

クサガメ飼育の経験談

クサガメに餌用ザリガニあげたら一緒に暮らし始めた話|共生のメリットについて

クサガメ飼育歴15年のYamaです!

クサガメにエサ用ザリガニを与えたことがある飼い主さんも多いと思います。

我が家でも与えてみたのですが、なぜか食べずに共生してしまいました。笑

 

今回は、我が家のクサガメ(とんちゃん)とエサ用ザリガニが一緒に暮らしている件についてゆるゆる書いていきます。

ちょっとマニアックな内容です。はい笑

 

とんちゃんがザリガニと共生するまで(馴れ初め)

クサガメ飼育 クサガメとザリガニの共生

とりあえず共生に到るまでの流れを綴ってみようと思います。

(興味ねーわ!そんなもん!)って方はこの項目飛ばしてください。汗

 

とんちゃん、ザリガニと出会う

7年前のある日、いつものペットショップで3cmくらいの小さいアメリカザリガニ(※以下ザリガニ)が売られているのを発見。

「たまには活き餌でもあげてみよう」と思い付き30円程で1匹購入しました。

今まで活き餌をあげたことがなかったので漠然と「喜ぶかなぁ~」なんて思って帰宅。

 

早速、とんちゃんの水槽にザリガニを入れたところ、、、、

食べない、、、見てるし、気がついてるのに食べない、、、お腹も空いてるはずの時間なのに、、、

そうこうしてるうちに、ザリガニはレンガの間に逃げ込み難を逃れた様子でした。

 

それがとんちゃんとザリガニの出会いです。笑

 

餌用ザリガニを投入してから数日後

それから数日、水槽の中を確認すると食べられずにまだ生きているザリガニを発見。

(しぶといなぁ、、、笑)と思いつつ、気が向けばそのうち食べられるだろうといことで、さらに放置。

 

1ヶ月経って残骸を発見するも・・・

ザリガニを水槽に入れて約1か月のある朝、ザリガニの殻らしき残骸が水槽内で発見されました。

(とんちゃんついに食べたか、、、)と思いながら水槽の中をチェック。

すると、食べられたはずのザリガニがいる!しかも少し大きくなってる!

 

どうやら発見された残骸は、脱皮後の殻だったようです。

ザリガニさんすくすく育ってる様子。笑

 

よーくザリガニを観察してみると・・・

それからザリガニの様子も気にするようになり、観察してみことに。

 

よく見ると・・・とんちゃんの残りエサやエサのカスを一生懸命拾って食べている…!

なんか健気、、、

 

そしてこのまま飼育?共生を続行することにしました。

 

それから半年、経ち・・・

とんちゃんとザリガニの共生生活も半年経ち、お互いあまり干渉することなく平穏な暮らを送っていました。

もはやザリガニも立派なペットへ昇格するという、意外な展開です。

 

そして共生し始め1年、大きくなったので・・・

ザリガニさんも1年飼育していると、まあまあ立派な大きさになりとんちゃんと肩を並べるようになりました。

相変わらずお互いあまり干渉せず暮らしている状態。

 

ですが万が一とんちゃんがハサミで挟まれて怪我をするといけないと思い、買ったペットショップに引き渡すことに。

ここでザリガニさんとはお別れしました。

 

その代わり引き換えに新しい小さいザリガニを1匹購入し、またとんちゃんの水槽へ。

この共生させるサイクルを7年ほどやってます。笑

もう何代目ザリガニかわかりません。汗

 

ザリガニと共生させることよるメリット(ガチ考察)

ここまで読んで頂いた方は、なんでわざわざとんちゃんが食べないのに、ザリガニを共生させ続けているのか疑問に感じると思います。

この共生生活には実は意外なメリットがあることに気が付いたのからです。

それでは紹介していきます。

 

ザリガニがいると「濾過の効率がよくなる」から

クサガメ飼育 クサガメとザリガニの共生

我が家ではクサガメの飼育に大きい外部式の濾過器と小さい投げ込み式の濾過器を使用しています。

ザリガニを共生させ始めてから濾過器の目詰まりが今までより遅くなることに気がつきました。

 

理由としてはこう。

とんちゃんがエサを食べる

エサのカスが出る

ザリガニが拾って食べる

(本来はフィルターに吸い込まれるはずの餌がここで消費される)

ザリガニのフンとなって細かく分解され、濾過器へ

フンとなり細かくエサが分解された分濾過器の目詰まりが遅くなる。

 

ザリガニと共生させるようになって、濾過器内に吸い込まれるのはほとんどが、とんちゃんのフンとザリガニのフンのみなので、バクテリアによる生物濾過も効率よく行われているからだと思われます。

 

濾過槽内にエサが分解されずに残っていることがほとんどなくなりました。

濾過器を掃除するときも嫌なニオイがすることも全くなく、ぬめりもほとんど出ません。

 

水槽内にエサのカスがほとんど残らないので水が汚れづらくなる。

エサのカスや残りエサがそのまま水槽内に漂っていると水質を悪化させてしまいます。

それをザリガニが食べて分解しフンとして出すので、濾過器に吸わず浮遊してた残りエサでの水の汚れが少なくなりました。

 

ザリガニ以外のエビとかでも共生できるのか?(ガチ考察)

「ザリガニ以外でも濾過効率が上がるなら入れたい!」とこの記事を読んで思う読者さまもいるかも知れません。

しかしこの役、ザリガニさんが最適と思われます。

 

理由としては、ザリガニは水質の変化や悪化に強く、低酸素や水温の変化に強い、そして1匹でもたくさん残りエサを食べてくれるからです。

カメの水槽はどうしても水質が変化しやすく、水換えも頻繁に行うため安価でタフなザリガニさんが適任なのです。

 

ヌマエビなどを投入してこの役をやらせようとしても、1匹だと残りエサの消費が間に合わなかったり、水質変化ですぐ弱って死んでしまうからです。

なので他のエビとかはこの役は向かないんです。

 

なぜとんちゃんはザリガニを食べないのか考えてみた

個人的な推測ですが小さい頃から人口餌のみで育っているため、活き餌を自ら捕まえて食べるということを知らないのかもしれません。

また簡単に食べられるエサがあるのに、わざわざザリガニを追いかけて捕まえて食べるのが面倒だからなのか。

もしくは、じっくり育てて大きくなった時に食べるつもりだったのか。

はたまた、非常食として取っておいたのか。

真相は謎です。笑

 

わかったこと : ザリガニにも個性がある

この7年で10匹くらいザリガニさんを飼いましたがそれぞれ性格というか個性があるなと実感させられました。

 

例えば、

ビビりで人がいるときは絶対に表に出てこないやつ。

逆にエサの時間はとんちゃんと一緒に近よってくるやつ。

陸場に上がってとんちゃんと一緒にくつろぐやつ。(とんちゃんは迷惑そう笑)

脱走するやつ。

といった感じで様々です。

 

なので新しいザリガニが来る度「今度はどんなやつかな〜」とちょっと楽しみになります。笑

 

最後に

カメは本来エビなどが大好物なので、ザリガニとかを与えればすぐにかぶりついてバリバリ食べるのが普通です。

ですが、たまにこういう風に食べられず共存しちゃう場合もあるようです。笑

そういった場合はうまく共生させる手もあったりします◎

 

以上、クサガメとザリガニが共生して生活しているお話でした!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

-クサガメ飼育の経験談